当会活動の趣意

「(娘の)響子の心臓の調子が良くないんだ」

中学時代からの友人である三輪慎平くんに相談されたのは2013年冬でした。その前年の夏まで、わたしの長男(当時9歳、響子ちゃんの一つ年下)と一緒に相模湾で釣り船に乗り、大好きな魚釣りを楽しんでいた響子ちゃんの姿しか知らなかった私にはショックでした。それでも、普通に小学校は通っているということだったので、心のどこかで勝手に安心していました。

しかし、2014年9月の新学期に入り、事態は急変しました。「響子の状況がかなり良くない」三輪くんの声のトーンは昨年よりもずいぶん深刻なものになっていました。10月に入り、三輪家とつながりのある友人家族、古くからお世話になっている方々が集まり、響子ちゃんとご両親の経済的、精神的支援をさせていただくための活動を始めることを決めました。

海外での移植には莫大な費用が必要です。とても一般的な家庭の個人がどうにかできる金額ではありません。すでに響子ちゃんのご両親やご親族のみなさまも精一杯の努力をされています。限られた時間の中で、響子ちゃんの手術を成功させ、無事に日本に帰国するまでの費用を用意するには、みなさまの善意におすがりするしかありません。

わたしたち「きょうこちゃんを救う会」の願いは、響子ちゃんがこの病気を乗り越えて、他の子と同じように中学校に進学し、また元気な姿で大好きなチアリーディングや釣りを楽しみ、自分の未来へ向けて、力強く生きていく姿を見たい、ということです。

響子ちゃんの未来のために、みなさまの温かいご支援・ご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

きょうこちゃんを救う会
代表 中鉢 慎